投資初心者がやりがちな失敗とその回避法~私の実体験から学んだこと~

投資を始めたばかりの頃は、誰もがワクワクと不安を抱えながらスタートするものです。
私自身もそうでした。右も左もわからないまま走り出し、数々の失敗を経験しました。

この記事では、私や私の身近な人が実際にやらかしてしまった失敗談と、その回避法を初心者の方にシェアします。同じ轍を踏まずに、安心して資産形成を進めてもらえればと思います。


色んな銘柄に手を出す

投資を始めた頃、私は「せっかくだから色んな銘柄を持ってみたい!」という欲に駆られました。
オルカン(全世界株式インデックス)を中心にしつつ、AIや自動運転関連株を集めたアクティブファンドなど、あれこれ買い集めたのです。

ところが次第に、自分がどれくらいのリスクを抱えているのか分からなくなってきました。
よく考えてみれば、それらのテーマ株もすでにオルカンに含まれているのです。結果、ごちゃごちゃとしたポートフォリオを整理し、今はオルカン一本に絞っています。

回避法
こだわりがないなら「オルカンかS&P500一本」で十分
シンプルにすることで、管理がしやすく、長期的に安心して投資できます。


証券口座のキャンペーンに引っ張られる

私は当初、SBI証券で投資信託を運用していました。
ところが「楽天証券でクレカ積立すれば1%還元」というキャンペーンに惹かれ、特定口座で買っていた債券ファンドなどを楽天証券に移行しました。

確かに楽天証券はとても優秀な口座でしたが、キャンペーンやサービスは必ず改悪されます
事実、楽天のクレカ積立は1%→0.5%に下がり、旨味が半減しました。
しかも、資産を移した際に発生した売却益の税金が取られましたし、今ではリバランス時にSBI証券と楽天証券の二口座間で資金移動する面倒さに悩まされています。

そして、将来老後に資産を取り崩すとき、複数口座を管理するのは大変です。認知力も次第に落ちてきますので、目先の利益に惑わされず、極力シンプルな仕組みで投資を継続するのが一番です。

回避法
証券口座や銀行口座は一本化する。途中で乗り換えるのは大きなコストになります。
ちなみに、今から始めるならなんだかんだ楽天証券がおすすめです。


ギャンブルに手を出す

インデックス投資はとても退屈です。だからこそ、多くの初心者が「少し刺激を」とギャンブルや投機に手を出してしまいます。

実は私もその一人でして、投資を始めて1年も経たずに私は競馬にのめり込み、数十万円を溶かした過去があります。短期間で増える期待感が中毒のように働くのです。

そして結局、積立投資こそが最も堅実で、最短距離のお金持ちルートだと痛感しました。

回避法
刺激を求める気持ちは分かりますが、投資は地道さが命。
娯楽としてのギャンブルは「遊びの予算」でやるに留めましょう。


欲を出してスポット買いをする

これは私の友人の例なのですが、「新製品が出るから、この会社の株価は絶対上がる!」と予想し、買うかどうかずっと悩んでいました。

結局、購入は見送り。しかし、その新製品はユーザーから不評で株価は下落しました。
その時もし買っていたら大損していたわけです。

回避法
「今が買い時か?」となどと悩む時間は無駄。
ドルコスト平均法で機械的に積み立て、本業に集中して収入を増やす方がずっと有意義です。


儲け話に飛びつく

「歩いて稼げるアプリ」や「FX自動売買」など、一時期流行りましたよね。
私の友人も何人か挑戦してましたが、結果は数十万円の損失を出し、撤退を余儀なくされてました。

私自身も一瞬「楽しそうだな」「やってみたいな」と少し思いましたが、踏みとどまって正解でした。
結局、地道な積立投資を続けていた私は、友人より着実に資産を増やせました。

回避法
「楽してすぐに儲かる」という話は、ほぼ例外なく落とし穴です。
儲け話に心が揺れたときこそ「インデックス投資が唯一の正解」と自分に言い聞かせましょう。


まとめ

投資初心者がやりがちな失敗は、ワクワクや不安、欲に突き動かされることから始まります。
しかし、投資で大切なのは 「地道さ」と「一貫性」 です。

  • オルカンやS&P500などの王道一本で十分
  • 証券口座は一本化(出来れば銀行口座も)
  • ギャンブルや儲け話には近づかない
  • スポット買いで悩むより、積立でコツコツ

私自身、これらを意識するようになってから資産形成が一気に安定しました。
あなたもぜひ、失敗を避けて堅実な投資を続けてください。

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